yu00’s blog

プログラミングに関する備忘録です

スタイルシート詳細

PyQt5入門 PythonでGUI作成 - yu00’s blog


スタイルシートについて詳細を説明します.

スタイルシートの設定

アプリケーション全体に同じスタイルを設定するには
QApplication.setStyleSheet(),
特定のウィジェットとその子ウィジェットにスタイルを
設定するにはQWidget.setStyleSheet()を使います.

次はアプリケーション全体のQPushButtonの
文字色を赤にする例です.

#! /usr/bin/python3
# -*- coding: utf-8 -*-

import sys
from PyQt5.QtWidgets import QApplication, QWidget, QPushButton

if __name__ == '__main__':
    app = QApplication(sys.argv)
    
    style = 'QPushButton{color: red}'
    app.setStyleSheet(style)
    
    window = QWidget()
    
    button = QPushButton('button', window)
    
    window.show()
    sys.exit(app.exec_())

f:id:yu00:20150919205252p:plain

スタイルの書き方

スタイルはselector, property, valueを指定します.

    # selector{property: value}
    style = 'QPushButton{color: red}'


複数のクラスに同じ設定をしたいときは,
コンマ(,)で区切ります.

    style = 'QPushButton, QLabel{color: red}'


クラスごとに設定するには次のようにします.

    style = '''
        QPushButton{color: red}
        QLabel{color: blue}
        '''


複数のプロパティを設定するには
セミコロン(;)で区切ります.

    style = '''
        QPushButton{
            color: red;
            font-size: 15pt;
        }
        '''

スタイルを適用する範囲を指定

セレクターでスタイルを適用する範囲を指定できます.

    # すべてのウィジェット
    style = '*{color: red}'
    
    # QPushButtonとその派生クラスのインスタンス
    style = 'QPushButton{color: red}'
    
    # (QPushButton.flat==false)となるインスタンス
    style = 'QPushButton[flat="false"]{color: red}'
    
    # QPushButtonのインスタンスのみ.派生クラスは適用しない
    style = '.QPushButton{color: red}'
    
    # QPushuButtonでobject nameがmyButtonとなるインスタンス
    style = 'QPushButton#myButton{color: red}'
    button = QPushButton('button')
    button.setObjectName('myButton')
    
    # QDialogの子孫(子,孫...)のQPushButtonのインスタンス
    style = 'QDialog QPushButton{color: red}'
    
    # QDialogの子のQPushButtonのインスタンス
    style = 'QDialog > QPushButton{color: red}'

セレクターの組み合わせ

セレクタを組み合わせて使うことができます.

    # object nameがmyWidgetの子のウィジェットすべて
    style = 'QWidget#myWidget > *{color: red}'

Sub-Controls

ウィジェットによっては,サブコントロールを持つ
ものもあります.
サブコントロールのスタイルはコロンコロン(::)で指定します.
例えばQComboBoxのサブコントロールに
下ボタンがあります.
f:id:yu00:20150921115642p:plain
QComboBoxの下ボタンはdrop-downで指定します.

    style = 'QComboBox::drop-down{image: url(my-drop-down.png)}'

f:id:yu00:20150921115807p:plain

Pseudo-States

ウィジェットによっては,pseudo-states(疑似状態)を持つものが
あります.
pseudo-statesはコロン(:)で指定します.
例えばQPushBottonのpseudo-statesに
マウスのカーソルが乗っている状態があります.
マウスのカーソルが乗っている状態はhoverで指定します.

    style = 'QPushButton:hover{color: red}'

f:id:yu00:20150921135344p:plain


エクスクラメーション(!)はNOTを表します.
次は,マウスが乗っていないとき文字色が赤になります.

    style = 'QPushButton:!hover{color: red}'


pseudo-statesをつなげるとANDになります.
次は,マウスが乗っているかつ押されているときに文字色が赤になります.

    style = 'QPushButton:hover:pressed{color: red}'


コンマ(,)はORを表します.

    style = 'QPushButton:hover, QPushButton:pressed{color: red}'


また,サブコントロールと一緒に使うこともできます.

    style = 'QComboBox::drop-down:hover{image: url(my-drop-down.png)}'

自作クラスのスタイルシート

セレクタに自作のクラスを指定できます.

class MyButton(QPushButton):
    ...

...
    style = 'MyButton{color: red}'
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